投稿日:2020/8/26 19:04, 閲覧 554
ミツバチのために蜜源植物を趣味で育てている者です。神奈川県に在住の友人が「何でもいいから花を植えてみたい」という相談を受けました。二ホンミツバチが寄ってきてくれる蜜源を提案したいのですが、僕にとって神奈川県はとても遠い場所なので地域のミツバチに詳しい方がいらっしゃればご意見を賜りたいです。お願いします。
[二ホンミツバチが寄ってきてくれる蜜源を提案したい]
日本みつばちは費用対効果で、どこの蜜源が一番効率よく花粉などを採集できるかを考えているようです。
寄ってくるほどの蜜源植物を植えるには、どこか他の処よりも勝る量の蜜源を容易しなくては、寄って来てくれないと思います。
まあ、そこまで考えなくとも、蜜源植物を植えたいと言う事でしたら、植える場所が広いのか住宅のお庭なのかでも違ってきます。
具体的には樹木は3年とか長期間育てないと花が咲きません。
草花や野菜なら1年以内で咲きます。
現実には日本全国、外来種の日本の生態系からは好ましくない蜜源植物が、みつばちを育てているように感じます。
これらは繁殖力が強いので、駆除しても駆除しきれなく、さりとて日本みつばちのご馳走であることも事実です。
私は自分の管理できる場所では駆除していますが、その辺りには一杯ありますので、みつばちは費用対効果で、下の植物に訪花する事が多いのではと想像しています。
フクジュソウ さん、こんばんは。
蜜源植物は多種多様ですが、私が植えるならと考えてみた結果は以下の通りです。
木になる植物であれば、花の時期は短いですがミカンがどうかなと思います、理由は簡単で実がなれば自分でも食べられるからです。 1年草であればそばはいかがでしょう、雑草に強くあまり草取りをしなくて済み、そばも収穫でき、そば打ちをしたり、枕の芯に使うこともできます。 あくまで収穫をできる蜜源として欲張って考えてみましたので、あまり参考にはならないかもしれません。
以前、日誌に書きましたが、レンゲはどうですか?
↓栽培方法を、私なりに分かりやすくまとめました。
ほんの僅かでしたら(今の内なら)、プランターに蒔く位の種でよければお送りしますよ。
教科書的な回答としては、こうしたデータベースが参考になります。
http://www.beekeeping.or.jp/nectarsources
しかし、最もミツバチにとってありがたいのは、地域の植物相からの流蜜・花粉の供給が不足する時期と言えます。
春先から初夏にかけての他の花が豊富にある次期に咲くものよりは、夏枯れの時期などに、ミツバチの子育てに役立つ蜜源が有効に働くと思います。
リンク先のリストに無い物であり、夏季に有用な蜜源となる物としては、下記が思いつきます。
・サルスベリ:開花期が長く、真夏に1か月にもわたり蜂群に花粉を供給する。一方で流蜜はほぼ無い物と思われる。見た目も愛らしく庭木としても扱いやすい。おまけに名前まで面白い。成長とかは普通?入手性については文句ないだろう。矮性品種も出回っており、その気になればマンションのベランダでも植えられる。
・ビービーツリー:夏の初め頃に開花する。蜜源として評価が高く、養蜂関連のサイトやカタログで度々目にする。成長とかは普通?養蜂資材店のカタログで販売している事がある。
・カラスザンショウ:真夏真っ盛りに開花し、豊富な流蜜と花粉を産する。成長も早い…と良い事づくめだが、大木になり全身ものすごい刺だらけなので、お世辞にも庭木には適さない。もちろんあまり販売されていないが、アゲハ蝶の食草として需要があるので一応ネットでは買える。
もちろん他にも色々あると思います。フクジュソウさんの育てられる植物のうち、提供先の方が喜びそうな植物を検討する際に参考になれば、と思います。
フクジュソウさん お早うございます。ミツバチが来る花を植えたいという事ですね。
その場所が広く、他の植物を植える前(例えば、水田の休耕作地で育てる)に育てたいというのであれば、レンゲ、菜の花、ヘアリーベッチや蕎麦等が良いと思われます。特に、菜の花や蕎麦は花芽や種が食用として活用できます。
次に家の花壇などに植えたい場合は、ハーブ類は如何でしょうか。開花時期が長く蜂も多く集まって来るようですし、他(ハーブティーやお料理等)にも活用できます。ハーブの中には地下茎で増えて増えすぎるものが有りますが、種や株分けでしか増えないものも有ります。カラミント(カラミンサとも言う:株分けでしか増えない。開花時期が長い5~9月)ローズマリー(このサイトの方たちには人気)ボリジ(種でしか増えない。落下した種で増える。)
ハーブではありませんが、ミソハギ(エゾミソハギも有ります。:ミソハギより少し丈が長い。)も花の時期が長く良いですね。
次にグランドカバーとして植える場合は、イワダレソウが良いと思います。イワダレソウには在来種の岩垂草と外来種のヒメイワダレソウ(リッピアとも言う。)イワダレソウは踏圧耐性が強く、幾ら踏まれても枯れる事が有りません。(踏まれる程地面に張り付くように密集し他の雑草が生えにくくなります。)ヒメイワダレソウは安価ですが繁殖すると止め処なく広がって後から処分に苦労する事が有ります。幾分高いですが、クラピア(在来種のイワダレソウの改良品種)がより良いと思います。本当に蜜源にしたいのなら花の多いS1(白花)かS2(ピンク)が良いと思います。かなり多くのミツバチを寄せますので注意が必要です。蜜源にもなって花が楽しめたらいいという場合は、クラピアK5(白)かK7(白)が良いと思います。(K5よりK7の方が花が少ない。)
次に樹木です。樹木の場合は、育てるのに時間が掛かって、尚且つ空中空間が大きく必要になります。開花までに最低でも3年以上掛かる事を考慮してください。しかも、特に、蜜源として蜂が喜ぶ木は、蜜は多く出しますが、花が非常に小さく余り美しくないものが多い。その代表的なもので、春の蜜源として最も代表的なものは椎の木ですが、余りにも大きく成長しますのでお勧めしません。ハゼの木あたりは春に開花して多くの初を寄せます。(カブレる恐れが有ります。)ミカンやエゴノキも良いと思いますね。ミカンなどは後で、その果実を美味しく頂けますので、一挙両得ですかね。綺麗な花としてはニセアカシアも白い房状の花を付けますね。(この花は天麩羅にして食べると美味しいそうです。)
初夏からの蜜源としての代表格は、ビービーツリーです。また、ビービーツリーに続いて開花するカラスザンショウやタラの木なども同様で、これ等の木は、花の少ない時期の貴重な蜜源としてとても多くの蜂が集まってきますので、花を見るよりも集まってきた蜜蜂を見るようです。
花も見られて蜂の寄って来るものとしては、夏に咲く百日紅や秋の萩の花が良いですかね。只、前述した樹木に比べると蜂の数は極端に少ないです。萩も地下茎で大きく蔓延りますので、管理が必要です。
目的や、植える場所によって色々考えてみてください。
2020/8/27 07:04
2020/8/26 22:53
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2020/8/27 10:51
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