投稿日:2017/2/6 20:22, 閲覧 615
ミツバチが偏光を感知して、太陽と目的地との位置関係を把握しているということは色々なところで情報を得ることができるのですが、曇天の場合はどうなのでしょうか?
よく理解をしていないだけなのかもしれませんが、
偏光を利用できるのは、少しでも青空が見える場合に限る、ということでいいのでしょうか?
とすると、完全な曇天の場合、ミツバチは何を頼りに帰巣しているのか、気になっています。遠くまでは行かないということでしょうか?
皆さんのハチたちは、曇天の場合、どんな活動量ですか?
2017/2/6 21:12
曇り空の場合でも普通に活動してますし、気温が低い時期を除けば定位飛行も多少時間のずれがあっても出て行ったと思います。
今は新働き蜂の誕生が少なく定位飛行が観られませんので、微かな記憶を頼りの回答ですf(^_^;
偏光は雨天時でも明るさがあれば利用できるのでは⁉ 雨天時に蜜蜂はあまり働きには出ませんが・・・
2017/2/6 22:32
こんにちはダブロンです。全くの推測ですが・・・ミツバチは赤い光(長波長)は見えず紫外線(短波長)は見えるとされておりそれで蜜源の花を探しています。曇りの日でも実はたくさんの紫外線が降り注いでいるのでひょっとしたらそれで太陽の位置を感じているのかもしれません。
http://www.beekeeping.or.jp/honeybee/biology
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
eiryさん、
東京では銀座ミツバチプロジェクトなどでも紹介された都市養蜂で日本みつばちの飼育も行われているようです。
私は田舎住いですが、飼育最初は単身赴任寮のベランダでした(笑)
何とか工夫されて飼育再開を果たして御自分での観察した結果をupされることを望みます‼
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
定位飛行は、時さわぎとも言われている午後の一定時間に多数の若い働き蜂たちが巣門の方に頭を向けてあたかも巣箱位置を覚えるかのように飛行するもので、その後に巣外に出て蜜・花粉を集める活動の備えをしていることからオリエンテーションフライトとも呼ばれていると認識しています。
近年は、女王蜂の交尾飛行を補助するものだとの解釈もなされています。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
kuniさん
そうですね! 移動させる時に最後の1匹まで・・・と考えて巣門を閉じようとしても辺りが暗くなってる午後8時過ぎにも帰巣する蜂がいますね! 分蜂時新営巣場所を探索する時に、閉鎖空間である暗い樹洞内を調査する時みたいに単眼を使ってるのでしょうか!?
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
「イイネ!」押しました~コメント書き込みはうまくいきませんでした(;_;)
暗闇で帰巣する件について、昨夜単身赴任先から自宅に帰った時にちょうど誰もいなくて玄関の鍵を開けて手探りで電灯スイッチにたどりついて点灯させました・・・手探りでも割とすんなり・・・みつばちたちももしかしたら記憶を頼りにと考えてしまいました。検証のしようはどうすれば!?
ダブロン
岐阜県羽...
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
昆虫の偏光コンパスの神経機構 - J-Stage (佐倉緑 先生)というのがちょうど曇天時のミツバチのナビゲーション法についての論文であなたがお探しの物のようです。紫外線はあまり関係ないようで申し訳ありませんでした。
ダブロン
岐阜県羽...
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
私のつたない知識で佐倉先生の論文を解釈すると・・・晴天時・曇天時にかかわらず空を見まわすと太陽光の偏光の向き(光は横波なので例えるなら紙テープの様なものでその広い面の向きみたいなもの)と偏光度(全部の光の中でどれくらいの光が同じ向きに向いているかの割合)が太陽を中心に規則正しく変化している。それを頼りにして移動方向と距離を脳細胞が演算していくのでいくつもの花などに寄り道した後でも巣には直行できる仕組みになっている。昆虫版GPSですね。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
ハッチ@宮崎さま
ご返信ありがとうございます。
そうですよね、私も短い飼育経験から、かなり暗くなるような天気(雨や雨の降りそうな曇り)出ない限りは、ハチたちは活動していたと記憶しています。
「定位」という言葉を安易に使ってしまいましたが、新働き蜂の定位飛行だけでなく、外勤バチ全体の「目的地と巣箱との位置関係の把握」という意味で使いました。
どのように帰巣しているかについては、CCDやネオニコチノイド系農薬にも関連して非常に気になっています。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
ハッチ@宮崎さん
そうですか!寮のベランダ!
私も現在は社宅住まいです。ベランダにはキンリョウヘンが並ぶのみで・・・(涙)
そうですね!なんとか、土地をみつけて飼育再開したいと思います!
嬉しいコメントありがとうございました^^
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
夜になっても帰巣する、とても気になりますね。
あれから色々と検討しましたが、曇天の日の偏光は、弱くはなりますがほぼ晴天時と同じような偏光方向を示しているそうです。
また、ミツバチは位置の把握にさまざまな指標を使っています。
・視覚情報(偏光、ランドマークの記憶、風景の記憶など)
・経路積算システム(短い移動を足し合わせて演算した結果、直線的に帰巣することができる)
・フェロモン
・磁気
それぞれ、非常に気になり、引き続き調べていこうと思います。
夜の帰巣に関しては、視覚情報以外の情報も使っている可能性がありますね。フェロモンなど。
せっかく調べるならとブログを開設しました。情報共有できたらと思っています。よかったら、見てください。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
お二人とも早速見てくださりありがとうございます。
手探りで、、というのも面白いですね。確かに自分の家の周辺なら、暗くてもある程度分かりますね。
また色々教えてください。^^
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
ダブロンさま
紫外線!
気づいていませんでしたが、まさに!
昆虫の偏光に関する研究をされている佐倉緑さんの論文に、以下のような実験がありました。
「セイヨウミツバチの砂糖水に対する吻伸展反射を利用した偏光学習実験」
(吻伸展反射吻:吻とはいわゆる舌のこと。ある条件下では砂糖水を与え(+)、もう一方では与えない(-)、ということを繰り返すと、(+)の条件下では舌を出す反応を示すというもの)
ここに、このような実験がありました。
「ミツバチの複眼に含まれる視細胞の吸収波長である、紫外、青、緑の3種類の単色光を使って同様の実験(吻伸展反射実験)を行うと、紫外の偏光刺激でのみ学習が成立することが示された」
ミツバチの複眼には、偏光感度の高い紫外受容視細胞があるとのことですので、紫外線の偏光を感知しているということかもしれません。
それならば、曇天の日も雲を通り抜けた紫外線の偏光を使える、ということでしょうか、、、。(物理に詳しくないので、紫外線の偏光がそのまま雲を通り抜けるかどうかはわかりません。)
これはあくまで、推論ですが・・・。
どうもありがとうございました。
引き続き、調べていきたいと思います。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
ダブロンさま
ありがとうございます。
先ほど入手した情報によると、紫外線を乱反射させた暗室内で、ミツバチを巣箱から出しても、ちゃんと餌場への採餌行動がとれるとのことです。
むー。ちょっと光の物理学についての知識がないので、ちゃんと理解できないのですが、紫外線は何かしら関わっているようです。
論文もありがとうございます。こちらも参照したのですが、どうも曇天という状態が問題になっておらず、解明できませんでした。
勉強して、理解できましたら、共有させていただきたいと思います。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
ダブロンさま
わかりやすくありがとうございました!
紙テープの広い面の向き、どれくらいの光が同じ向きに向いているか、なるほど~。イメージがわきました。
横からすみません。
『定位飛行』ってどういう意味ですか?オリエンテーションフライトのことですか?お教えください。
ありがとうございました。よく分かりました。
この方の質問の最初のところですが、私もいつも疑問に思うところがあります。
春に山に待ち箱を置き、入居が確認できると夕方あげてくるのですが日が落ちて薄暮というより、もうほとんど暗くなっても帰ってくる蜂がいてなかなか巣門を閉じられなく困ってしまうときがあります。このような時、ミツバチは何を指標として巣箱まで帰ってくるのか不思議に思うことがままあります。
eiryさん さまざま情報をミツバチたちが使っているというのは納得ですね。巣箱を大きな目立つ下に置いたり、巣箱に○や□の印をつけたり、フェロモン・・・おもしりですね。ブログもおもしろいですね。バイキングの記事は興味深く読ませていただきました。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
ダブロン
岐阜県羽...
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
eiry
東京
現在はマンション住まいで飼育出来ていませんが、ミツバチ愛は高まり続けています。 もっぱら書籍やネットでの情報収集の日々ですが、いつかまた飼育したいと思っています...
kuni
三重県
昨年は少数群飼いをして夏の7群を全て越冬することが 出来ました。今年も、分散して置くのは手間ですが新な 捕獲した分蜂群とも20群でスタートし、できるだけ 多くの...
kuni
三重県
昨年は少数群飼いをして夏の7群を全て越冬することが 出来ました。今年も、分散して置くのは手間ですが新な 捕獲した分蜂群とも20群でスタートし、できるだけ 多くの...
kuni
三重県
昨年は少数群飼いをして夏の7群を全て越冬することが 出来ました。今年も、分散して置くのは手間ですが新な 捕獲した分蜂群とも20群でスタートし、できるだけ 多くの...