投稿日:2012/6/14 17:16, 閲覧 4422
きのう、一群が孫分蜂したので確保し、ハチマイッターを取り付けました
すでに一匹が今朝、花粉を運んでいました (早すぎるので、たまたまかも知れません)
孫分蜂の女王は未交尾だと思っていますので、昼ごろからP3ころまで交尾のためマイッターを取り外そうかと思っています
適切でしょうか? 間違っているでしょうか?
2012/6/14 22:30
2016/6/29 07:17
越冬明け順調に群れの増勢が進むとやがて群の繁殖行動として分蜂現象が起こりますが、通常これは春に観られることからこれを「分蜂」と呼んでいますが、
この分蜂の内、母親女王が発出した群は第1分蜂と言って早くに分蜂して新営巣地で造巣が進むと再び勢いをつけてもう一度分蜂できる群勢となり、実際に分蜂することがありますので、これを「孫分蜂」と呼んでいます。この時期が通常の春に起こるものと比べた場合、夏に近い時期になることから別名「夏分蜂」とも言ったりします。春分蜂は通常2~5つ、夏分蜂も複数回に及ぶ場合があります。
春の分蜂の内、第2分蜂以降のものは第1分蜂で出た母親女王の娘王女が含まれることになりこれは処女ですから交尾して受精卵を産めるようにならなければ完全な女王蜂とはなり得ません。この新女王蜂が率いる群れが分蜂後に再び分蜂するのも孫分蜂と呼ぶべきですが、新女王蜂群れがその年の内に分蜂することは私は経験したことがありません。第1分蜂よりも発出時期が遅れ、加えて交尾~産卵開始までに時間を要すため群勢がその雰囲気に達しない+新女王フェロモン分泌旺盛で分蜂し難い等の理由で再び分蜂するのがないのでしょうか?実際そういった分蜂記録があれば教えていただきたいです。
よって、孫分蜂(夏分蜂)と呼ばれる女王は最初に発出したものは交尾済であり、2つ目以降は春の分蜂の第2分蜂群以降と同じく未交尾(処女王)と理解しています。
孫分蜂も複数回発出することがあります。分蜂マップにも投稿しましたが、春の分蜂に5回、その内の第1分蜂群から孫分蜂が3つ発出を観察しました。この場合、孫分蜂で発出した2回目以降の分蜂群は、未交尾の娘王女(処女王)が含まれていることになります。
※当地においては、孫分蜂は「春の分蜂で出た分蜂群が分蜂先で再度勢力を増し再び分蜂したもの」を意味しています。春は3~5月、孫分蜂は6月にみられ、7月以降は蜜源の枯渇によって分蜂は見られないことから、「夏分蜂」という概念がありません。また、春の分蜂で出た第2分蜂以降の処女王群が分蜂営巣先で交尾完了後に勢力を増したとしても再度同じ年内に分蜂することは極めて稀というか、ほとんど観察したことがありません。
夏分蜂・ 孫分蜂の違いは越冬女王から見て孫(娘の娘)が分蜂した場合孫分蜂
越冬群れからの一回目の 分蜂、母、長女、次女、・・・・が通常の 分蜂
春分蜂した(越冬元群れを含む)母、長女、次女、・・・・が 分蜂すれば夏 分蜂
と理解しています。
小山さん
コメント理解しました。
(春)分蜂での第1分蜂ー入居後再度分蜂すれば複数回に及んでも全て「夏分蜂」
(春)第2分蜂以降が入居後再度起こす最初の分蜂は「夏分蜂」(母親からみたら娘なので)でその第2分蜂以降が「孫分蜂」
***
こちらで日本みつばち飼育者は、夏分蜂をやはり孫分蜂として称して用いています。上記のように細かく区分けされての理解は、夏分蜂が夏に起こることがなくほとんど6月中に限られていることから、なされてない感があります。春分蜂の第2分蜂以降が分蜂先で起こす第2分蜂以降のそちらで呼ばれている「孫分蜂」の例はこちらでは極めて稀な現象となるからか、そこまで深く観察して呼び分けする習慣がなく、単に春分蜂を(子)、夏分蜂を(孫)と便宜上呼び分けしてるに過ぎないみたいです。
小山
京都府
野生の二ホンミツバチが好んで営巣する、樹洞や民家の床下の環境に出来るだけ近い巣箱の製作を心がけ、二ホンミツバチに快適に営巣してもらえるように日々努力しています。...
小山
京都府
野生の二ホンミツバチが好んで営巣する、樹洞や民家の床下の環境に出来るだけ近い巣箱の製作を心がけ、二ホンミツバチに快適に営巣してもらえるように日々努力しています。...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...