投稿日:2016/6/29 04:05, 閲覧 1286
皆様のQ&Aを閲覧させていただき養蜂初心者として大いに参考とさせていただいております。
その中で次の文言について十分理解できないまま消化不良の状況です。すっきりしたいのでどなたか御教示方をお願いいたします。
● 夏分蜂・・・・・夏とは暦の上の立夏以降なのか、それとも他の基準となるものがあるのか?
● 孫分蜂・・・・・孫とはこの春に捕獲した群れからの分蜂を指すのか、それとも、さらにその群れからの分蜂をいうのか?
よろしくお願いいたします。
2016/6/29 05:31
越冬明け順調に群れの増勢が進むとやがて群の繁殖行動として分蜂現象が起こりますが、通常これは春に観られることからこれを「分蜂」と呼んでいますが、
この分蜂の内、母親女王が発出した群は第1分蜂と言って早くに分蜂して新営巣地で造巣が進むと再び勢いをつけてもう一度分蜂できる群勢となり、実際に分蜂することがありますので、これを「孫分蜂」と呼んでいます。この時期が通常の春に起こるものと比べた場合、夏に近い時期になることから別名「夏分蜂」とも言ったりします。春分蜂は通常2~5つ、夏分蜂も複数回に及ぶ場合があります。
春の分蜂の内、第2分蜂以降のものは第1分蜂で出た母親女王の娘王女が含まれることになりこれは処女ですから交尾して受精卵を産めるようにならなければ完全な女王蜂とはなり得ません。この新女王蜂が率いる群れが分蜂後に再び分蜂するのも孫分蜂と呼ぶべきですが、新女王蜂群れがその年の内に分蜂することは私は経験したことがありません。
2016/6/30 10:00
夏分蜂・ 孫分蜂の違いは越冬女王から見て孫(娘の娘)が分蜂した場合孫分蜂
越冬群れからの一回目の 分蜂、母、長女、次女、・・・・が通常の 分蜂
春分蜂した母が 分蜂すれば夏 分蜂
と理解しています。
御回答有難うございます。
春早い時期に分蜂した群れからはさらに分蜂(これを孫分蜂)
孫分蜂は時期が遅く夏に近いので(これを夏分蜂)
つまり「孫分蜂」と「夏分蜂」は通常は同じ群れのことである。
ということですね。
「母親女王が発出した群の第1分蜂」と「第2分蜂以降のものは第1分蜂で出た母親女王の女王の娘王女(処女)」の違いは、
春の第一分蜂は・・・・・女王蜂が一緒に出ていく
春の第二分蜂は・・・・・王女の娘だけしかいない
ということですか?
この「第二分蜂の群れ」のことを通常「無王群」というのでしょうか。
実際のところ素人の私にとっては、「分蜂」「孫分蜂」の区別や「第一分蜂」「第二分蜂以降」かの区別は困難なことですので、養蜂していく上で今のところはあまり気にしないこととしてよろしいのではと思いますがいかがでしょうか。
それにいたしましても、蜜蜂についてはわからないことが多いですね。
これからもご指導よろしくお願いいたします。
有難うございました。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
分蜂のメカニズムは・・・
***
群が繁殖できる状態に繁栄してきた段階で王台が造成されそこに女王蜂が次期女王候補の卵を産みます。2~3日後にもう1つ・・・また日をおいて1個・・・そして最初の王台から王女が誕生する少し前には複数の王台にまとめて産卵し、母親女王は第1分蜂として群れを出ます。
***
元巣では王台から第1王女が誕生しますが、まだ群れに繁殖の余力がある場合、次に育っている王台は働き蜂が護衛していて、第1王女がそれを破壊しようとしてもできずに仕方なく第2分蜂として元巣を後にします。・・・こうして2~4の分蜂が出ることになるのですが、これ以上出て行ったら群れの存続に影響が・・・と判断された段階で王台の護衛は解かれ、最後に産まれた王女が残りの王台を全て破壊(横穴を開けて妹王女を刺殺する)し、1匹の王女が元巣に君臨することになります。
***
第4分蜂以降は、時として同時に複数の王台から王女たちが出房することがあり(母親女王が出巣直前に複数の王台にまとめて産卵しているため)発出した分蜂群中にも複数の王女が含まれていることがあります。またこの場合、元巣にも複数の王女が誕生していることもありますが、王女同士が殺しあったり働き蜂によってそれぞれ1匹が残されることになります。
***
孫分蜂も同じメカニズムで母親女王の含まれた第1分蜂群れが再繁栄した場合に起こることがあり、これが複数かに及ぶ場合は、上記と同じ理由で2つ目以降に発出する群には王女が含まれています。→無王群ではありません。
***
母親女王は前年以前に既に交尾を済ませていますが、王女たちは処女なので群れに1匹となりその地位を脅かす存在がなくなった段階で交尾飛行に出巣し、複数の雄蜂と交尾が完了しなければ、字完全な女王にはなり得ません。
***
分蜂群れを捕獲した場合ハチマイッター等を巣門前に取り付けて、女王の逃亡を防いで分蜂群れが逃去するのを阻止することをされる方がいらっしゃいますが、上記処女王の場合にこれを施すと交尾飛行にでかけることができないまま、ある一定期間を経過すると産卵を開始することになるのですが、こうなっては未交尾産卵で働き蜂の卵を産めない不具王となってしまい取り返しのつかない事態・・・早晩全滅の憂き目に・・・ということになります。
***
なので養蜂をしていく上では分蜂の含まれている女王が完全な状態(交尾済の母親女王)なのか、又は未交尾の処女王なのか見極めるのは、とても大切なことです。
丁寧な御回答有難うございます。
現在3軍所有しています。1群は3月下旬、2群は4月上旬に捕獲しました。
3軍目は6月17日の捕獲でした。素人の私は、時期的には3軍目の捕獲群が孫分蜂かな?と思っていますが、3月に捕獲した1群目からの分蜂なのか或いは遠くの他人様の群れからの分蜂なのかは定かでなく、さらに、第一王女や第二王女などの区別もできません。
ただ、6月17日に捕獲した第3軍目の巣門直近で、今朝(6月30日午前7時30分ごろ)10分程度観察していて気付いたことは捕獲してほぼ半月経過しているのに、花粉を運ぶ蜂が1匹もいなかったことです。これは女王蜂がいないのかな?それとも未交尾の処女王なのか?と心配になりました。
どのような状況なのでしょうか?教えていただけますか。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
孫分蜂も複数回発出することがあり、その第1発出分を捕獲されたのであれば、その女王は、交尾済女王と考えられますので、すぐに産卵開始するのが普通です。この場合、卵期間3日~幼虫期間5.5日~蛹11.5日の合計19日くらいで新働き蜂が誕生してくることになります。卵が孵化してすぐに働き蜂が蓄えられた花粉を摂取して蜂乳(=ローヤルゼリーと同じ成分のワーカージェリー)を分泌して幼虫に与えるのに伴って花粉量が減ることになるので、これを引き金として働き蜂たちは花粉採集にでかけるのが正常な状態です。
孫分蜂の第2回目以降発出した分蜂群であればその中には処女王が含まれている分蜂集団を捕獲しことになり、1週間以内に交尾してその2~3日後に産卵を開始することになるので、上記計算例+10ほど余計に日数を要します。この場合でも入居後2週間目から花粉が不足することになる計算になるので・・・明日くらいから花粉の搬入がみられるようになるかどうかが正常か異常事態かがわかると思います。
早速の御回答有難うございます。
明日以降も観察を継続いたします。数日後に良い結果を報告できることを願っています。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
南国宮崎の地からもよい方向に向かうよう祈っています!
有難うございます。
結果については後日報告させていただきますが、その際には新たに措置などの御教示もお願いすることになるかも知れませんが、まずは良い結果を期待しております。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
新たに予想される措置としては・・・これは早急に行う(働き蜂産卵が開始される前までに)必要がありますので、予め書き込んでおきます。
***
花粉搬入が観られない場合は女王不在か不具王の場合が想定されるので、
***
手持ちの別の巣箱から卵のある巣脾をはがき大の大きさに切り取ってこれを巣枠などに固定して今回の巣箱内に与え、変成王台造成を促す措置が必要となり、これを行わないとやがて働き蜂産卵が開始され、その卵は無精卵(働き蜂は交尾してないので)であり、例え働き蜂房に産卵されたとしても小型の雄蜂が誕生することになり、徐々にその数が増し、働き蜂は寿命を迎え・・・やがて雄蜂と歳とった黒っぽい働き蜂だけになり、早晩全滅の憂き目に遭うことになります。
有難うございます
出来ればこの措置を行わなくてもよい結果を期待します
小山様、御回答有難うございます。
越冬群れからの分蜂は、数回の分蜂があるのですね。そして数回分蜂した各群れがまた数回の分蜂を行うということですね。
捕獲した群れが長女なのか次女なのか、孫分蜂の長女か次女なのかどの位置の群れに該当するのか確実に判別するのは非常に難しいことと思いますがいかがなものでしょうか。
小山
京都府
野生の二ホンミツバチが好んで営巣する、樹洞や民家の床下の環境に出来るだけ近い巣箱の製作を心がけ、二ホンミツバチに快適に営巣してもらえるように日々努力しています。...
御回答有難うございます
もう少し観察してみます
小山様
先日花粉を運ぶ蜂を見かけない状況をお知らせし、御回答をいただき御教示していただきましたが
7月2日午前帰巣する蜂の約半数が花粉を運んでいるのを確認いたしました。
ご心配をしていただきましたが、良かったです。
今後ともよろしくお願いいたします。
小山
京都府
野生の二ホンミツバチが好んで営巣する、樹洞や民家の床下の環境に出来るだけ近い巣箱の製作を心がけ、二ホンミツバチに快適に営巣してもらえるように日々努力しています。...
羽音様、
>7月2日午前帰巣する蜂の約半数が花粉を運んでいるのを確認いたしました。
おめでとうございます、今後が楽しみですね。
有難うございます。
まだ無精卵の可能性もあるとのことで、ちょっとだけ心配ですが有精卵であることを願って蜂の数が多くなることを祈っています。
これからもご指導よろしくお願いいたします。
小山
京都府
野生の二ホンミツバチが好んで営巣する、樹洞や民家の床下の環境に出来るだけ近い巣箱の製作を心がけ、二ホンミツバチに快適に営巣してもらえるように日々努力しています。...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員
羽音
茨城県
趣味の養蜂や庭での野菜づくりなど自然に親しめる環境を求め、平成27年に神奈川県から移住、 70代男性、団体職員