巣板が重箱にくっつかないで成長してました。

同じような状況で昨日撤去した巣箱がありました。
状況的に蜜があまり貯まっておらず一番上でも蓋掛けされた巣房は4割未満と言ったところでしょうか。
幾つか巣箱を撤去したり巣枠式を使っていると良く観察できますが、蜜が貯まって蓋掛けされている部分は側面が壁と接着されていますが、花粉域や蜂児域は壁と接着されることがほとんどありません。
恐らく、蜂が巣板の表裏を行き来するのに不便なためだと思います。
つまり、蓋掛けされればもうそこに用は無いので表裏に移動する必要がないため壁を接着するという事かと思います。どこかの本にもそのような記述があったと思います。

Nolansさんの巣箱は高さ12㎝と少し低めで4段中造巣はおよそ3段まで進んでいるとすればまだまだ育児圏優勢で貯蜜も進んでいなかったため左右が接着されなかったのかと思います。
冒頭に書いた私の群れも状況的によく似ていました。

ニホンミツバチの巣板はこれが正常で、幼虫やサナギのいるうちは側面には付けません、つまりぶら下がっているのですが貯蜜巣板になると側面に付けるのです。

逃去されたのであれば巣板を外して見ればどんな構造になっているかわかります。ただ逃去する時には蜜を腹一杯吸い込んで出て行くので、育児圏と貯蜜圏の境が分かりにくいかも知れません

逃去された後にサナギや幼虫が残されていれば、暑さや振動などの外部の刺激で急遽逃げ出したのですがサナギもほとんどいないのであれば1ヶ月くらい前から花がなくなって蜜の入りがなくなり、産卵が止まり、ほとんどのハチが羽化した所で逃去するのです。

これを防ぐには産卵が止まる前に給餌すればいいのではと思っているのですが、そのタイミングが掴めず、逃去されて気付く事が多いです。

巣箱が暑いとか結露で濡れていたとか巣箱がゆれるとかはかんけいないのかな？早くから継ぎ箱していくとこうなりがちではある感じがします